【合宿免許】相部屋のメリット・デメリット
免許を取得する方法には、大きく分けて「通学」と「合宿」の2つがあります。通学については、自宅から通うことになりますので日常生活における大きな変化はそれほどありません。しかし、合宿は知らない土地で、知らない人と一緒に暮らしながら免許の取得を目指すことになるので、特徴をよく理解してから利用するべきでしょう。とくに相部屋を選択するときは、さまざまな点で注意が必要です。そこで、この記事では、合宿免許をするときに相部屋を選択することのメリットとデメリットを紹介します。
知っておきたい相部屋環境
一般的な合宿免許の相部屋は、1つの部屋に2~6人程度が定員です。あらかじめ用意されている部屋の数は決まっていることが多いので、2名以上のグループで申し込んだ場合、空き状況によっては同じ部屋になれないこともあります。それぞれの部屋にはベッドや布団などの寝具は用意されていますが、バスルームやお手洗いなどの設備は各部屋についていることはあまりありません。バスルームやお手洗いなどは、フロアや宿舎単位での共同利用となっている場合が多いです。また、一般的に各部屋に備えつけられているものには、テレビ・冷蔵庫・キッチン・勉強机などがありますが、これらはほとんどの場合で同室の合宿生と共同利用することになります。
ただし、相部屋の環境は教習所によって、さまざまであるというのが実情です。快適に過ごせる施設を整えているところもあれば、少し我慢が必要な場合もあります。たとえば、教習所によっては専用の学校寮を用意しているところもありますが、旅館や民宿などの部屋を借りて合宿を行うケースもあります。そのため、部屋についても合宿所によっては、和室と洋室が異なることは覚えておくとよいでしょう。とくに寝具についてこだわりが強い人は、申し込む予定の教習所が「布団なのかベッドなのか」を事前に確認しておくとよいです。
その他にも、合宿所のネット環境にも注意しておくべきでしょう。合宿期間中は、知らない人と相部屋になると、インターネットなどをしてヒマを潰す時間もでてきます。合宿所によってはネット環境が不十分な場合もあるので、気をつけましょう。
相部屋での過ごし方は大きく分けて2つ!
一般的に相部屋を選択する人は、そのような環境を理解している人たちが集まってきますので、基本的には同室の人同士がお互いに気を使いながら仲良くなれるケースが多いです。そのため、同室の人と仲良くなることができれば、おしゃべりをしたり、遊んだりしながら過ごすとあっという間に時間が経過していることがあります。これは、相部屋ならではの醍醐味で、一人部屋を選択したときには感じられないメリットでしょう。
とはいうものの、見知らぬ人と一緒になる場合には、ある程度自分の時間が欲しいという人も多いのではないでしょうか。そのようなときは、勉強をしたり音楽を聴いたりといった時間の使い方もあります。また、本を読むというのも有効な時間の使い方の1つでしょう。これまで読んでいなかった本を読み切ってしまうというのは、普段まとまった時間が取れない人にとっては良い方法だといえます。さらに、一人での時間を大切にする人にもってこいなのが、インターネット端末を持ち込んで利用する方法です。
インターネットができる環境にあれば、家族への近況報告や友達とのLINEのやりとりも行えます。さらに、自分の好きな動画を楽しむことや、ゲームだってできてしまうでしょう。ときには、好きな動画やゲームの話から同室の人と仲良くなれるきっかけになることもあります。ただし、同室の人も自分一人の時間が欲しいと考えるものです。そのため、動画やゲームを楽しむときは、相手の邪魔をしないためにも必ずイヤホンを持参することを忘れないようにしましょう。自分が楽しむことも大切ですが、相手の邪魔をしないということも相部屋での生活には大切なことです。
相部屋のメリットは仲間がいる心強さ!
合宿免許の相部屋における代表的なメリットには「部屋に帰っても一人ではないので、にぎやかに過ごせる」「知らない人と出会うことで、知識や価値観が広がる」が挙げられます。合宿免許は全国各地で行われており、近隣の住所の方は入校できない場合が多いですが、遠方の方の入校への制限はありません。そのため、自分の住まいのエリア以外からは自由に選べます。つまり、他県から来た人と同室になることもあるのです。一人部屋だと、部屋に帰ってからは基本的に誰と話すこともなく、過ごさなくてはいけません。
もちろん、一人の時間が多いほうが快適だと考える人もいますが、反対にその静けさが苦手だという人もいるでしょう。そのような人にとって相部屋の環境は理想的で、にぎやかな雰囲気で合宿を過ごせます。また、合宿に参加しなければ交わることのなかった人と出会えることで、自分がこれまで知らなかった世界を教えてもらえるケースもあります。新しい人と出会ったことで、知識や価値観が広がるという利点は相部屋でなければ味わえないメリットです。
その他にも、相部屋のメリットとしては「悩みなどの相談に乗ってもらえる仲間ができる」「免許取得にあたっての料金が安くなる」があります。同室の人とは長い時間を共有することになるので、自然とお互いを思いやる気持ちが芽生えやすいものです。合宿に対する不安や悩みを共有できる仲間ができやすいのは、一人部屋と比べると精神的に大きなアドバンテージになるでしょう。また、一人部屋よりも相部屋のほうが料金は安いというメリットもあります。どれぐらい安いかは教習所によっても異なりますが、一般的には1~3万円程度安くなるので、最安値で申し込みたい人は相部屋を利用するべきでしょう。
相部屋のデメリットについても知っておこう
合宿免許における相部屋のデメリットとしては、「設備や備品が共同利用」「合宿生活で自分を最優先にできない」という点が挙げられます。合宿所にもよりますが、基本的にテレビや冷蔵庫といった設備や備品は同室の人と共同で利用しなければいけません。また、トイレや洗面なども、各部屋についている場合は共同で利用する必要があります。清潔さなどのデリケートな問題の感覚は個人差による部分が大きく、同室の人との相性によっては合宿生活がつらいものになってしまう可能性はゼロではありません。
設備や備品を共同利用するときは、相手を思いやった生活を心がけることが大切ですが、そうすると今度は自分を優先した合宿生活が送れないということになってしまいます。たとえば、勉強したいときに部屋にある机で相手の人が勉強していたということもあるでしょう。そのときは、共有スペースにある机で勉強するなどの別の方法を考えなければいけません。また、基本的に合宿免許で相部屋を選ぶ人は、その環境を理解してくるので相手のことを思いやってくれる人が多いです。しかし、どうしても自分にとって苦手なタイプの人と同室になる可能性はあります。
たとえば、「いびきが大きい人」や「共有設備のルールが守れない人」などです。ただし、これらの問題は相手の性格による部分も大きいので、実際に合宿生活を送ってみないとわからないのも事実です。第一印象はすごく良かったのに、実際に生活してみると相性がとても悪かったという場合もあります。相手の生活態度がどうしても悪質で我慢できないときは、教習所の担当者に申告すれば部屋を変えてくれることもあるので相談してみましょう。
相部屋がおすすめな人の特徴
相部屋は料金が安いというメリットがある反面、見知らぬ他人と一緒に共同生活を過ごすことが基本になります。そのため、大前提として共同生活が苦にならない人に向いているといえるでしょう。共同生活をすると、どうしてもプライベートな時間が削られてしまいます。それによって、ストレスが溜まって自宅に帰りたくなるようでは合宿生活を過ごすことはできません。合宿免許は共同生活にストレスが溜まらない人か、上手にストレスを発散させる方法を持っている人に向いているといえます。
また、どれほど性格の合う人が同室であったとしても、共同生活はちょっとしたことで難しくなることもあります。共同生活では、暗黙のルールとでも呼ぶべきものがあるので、それを守る姿勢が大切です。たとえば、「共有設備や備品は丁寧に使い、使い終わったら元の位置に戻す」「消灯時間を過ぎたらむやみに騒がない」などが挙げられます。これらのルールを守ることができない人は、相手を不快にさせてしまい、楽しい合宿生活を送ることは難しいでしょう。反対に、共同生活のルールを守って、それが苦にならない人には向いています。
さらに、相部屋は一人部屋と違って、知らない人と過ごす時間が長くなるものです。知らない人とでも気さくに話し合えるような、人慣れしている人であればストレスもそれほど感じることなく過ごせるでしょう。相部屋で同室になる人は、教習所の担当者が割り振るので、どのような人と一緒になるかは完全に運が左右します。そのため、相部屋はこれまで自分が過ごしてきた世界とはまったく違う経験をしている人と出会えるチャンスでもあります。新しい仲間を求めている人も、相部屋に向いているといえるでしょう。
相部屋が向かないのはこんな人
相部屋になると、必然的に同居人とのコミュニケーションが必要になります。どれだけプライベートな時間を大切にしたい人であっても、電気の消灯やテレビのスイッチの操作などの日常生活の細かな部分でさえ、勝手に行うわけにはいきません。そのような行為を勝手に行ってしまうと、相手の気分を害してしまい、共同生活の居心地が悪くなってしまいます。また、ときには思っていることをしっかりと相手に伝える必要もあるでしょう。共同生活では、相手のことを思いやる気持ちは大切ですが、同時にこちらの気持ちも知っておいてもらわなくては快適な生活は送れないからです。
そのため、相部屋では相手とコミュニケーションをとりながら生活を続けていくことが大切だといえます。引っ込み思案でそのようなコミュニケーションがとれない人は相部屋に向いていないでしょう。さらに、「知らない人と話すのが苦手」という人も相部屋にはあまり向いていません。同居する人とは、合宿の期間中かなりの時間を共有します。その期間中、ずっと無言でいるわけにはいきません。相手から話しかけてくるケースも想定されます。そのときに、最低でも当たり障りのない日常会話ぐらいの対応はできないと、やはり部屋の居心地は悪くなってしまうでしょう。社交辞令レベルでかまいませんので、ある程度話すことができないと相部屋での生活はつらいものとなります。
その他にも「自分のペースを保って行動したい人」も相部屋で生活することはおすすめできません。なぜなら、相部屋で共同生活をするうえで、相手への気遣いは最低限必要だからです。「自分の好きなときに自由に設備や備品を利用したい」という人はシングルルームを利用するとよいでしょう。
プライベートを確保したい場合はシングルルームにしよう
相部屋での共同生活は、どうしても設備や備品を共同利用しなければいけません。また、教習所によってはベッドなどをカーテンで仕切れる場合もありますが、どうしてもプライベートな時間は削られてしまうものです。そうした環境にストレスを感じるのであれば、無理せずにシングルルームの利用も検討するべきでしょう。ただし、教習所が用意する部屋はシングルルームよりも、相部屋のほうが多い点には注意しなければいけません。なぜなら、合宿免許というのは短期集中型なので、まとまった休みがとれる春休みや夏休みにグループで申し込む学生が多いからです。教習所によっては、繁忙期である春休みや夏休みには相部屋のみのプランしかないケースもあるぐらいです。
そのため、合宿免許におけるシングルルームの数は意外と少なく、競争倍率が高くなる傾向にあります。とくに、合宿免許の繁忙期となる春休みや夏休みにはその傾向が顕著に表れるので、その時期にシングルルームの利用を検討しているのであれば、早めの予約を心がけましょう。それとは反対に繁忙期以外では、相部屋よりもシングルルームを増やして対応しているという教習所もあります。たとえば、繁忙期ではツインやトリプルにしている相部屋をシングルルームとして提供し、他との差別化を図っている教習所も存在します。シングルルームを検討していて、時間に余裕がある人はそのようなプランを利用するとよいでしょう。
自分に一番安心できるプランを選ぼう
合宿免許の相部屋には、メリットとデメリットの両方があります。人によって向き・不向きが大きく分かれることが多いので、自分に合った部屋を選ぶようにしましょう。また、一口に相部屋といっても、教習所によって部屋のタイプやプランはさまざまです。相部屋のなかにも、お互いのベッドをカーテンで区切ってあって半個室のようにしているケースもあります。また、時期によってツインやトリプルをシングルルームとして利用できるプランもあるので、教習所の合宿プランをいくつかピックアップし、比較検討してみるとよいでしょう。自分が安心だと納得して、一番楽しめる合宿免許プランに参加してみてください。
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