合宿免許入校中に一時帰宅できる?一時帰宅の注意事項
合宿免許に入校が決まっているのに、どうしても帰宅しなければならない用事ができてしまった!そういった場合、果たして合宿免許での一時帰宅は可能なのでしょうか?それとも予約はキャンセルするしかないのでしょうか?結論から申し上げますと、原則的に一時帰宅は禁止されています。ただし、やむを得ない事情が発生した場合には柔軟に対応してくれる教習所もあるようです。一時帰宅をしなくてはいけなくなった時はどのようにすればいいのか?具体的な内容を紹介していきましょう。
どうしてもスケジュール調整が困難な場合の「合宿免許の一時帰宅」
合宿免許は、通学のように自分の都合で休んだり一時帰宅をするなど、なぜ教習の調整が困難なのでしょうか。その理由は、合宿免許は短期間で入学から卒業までたどりつけるよう綿密にプランが練ってあり、通学の方が少ない時間帯に教習を組んだりしていることで安い金額を設定している教習所が多いからです。その為、継続して教習が受けられることが前提で、よほど重大なことが起きない限りは一時帰宅の許可が下りにくくなっています。そのような中でも一時帰宅ができる例外はあり、卒業式シーズンに卒業式に出たい!就職活動でどうしても一日だけ休みたい!学校の単位を取るためにどうしても受けなくてはいけない試験がある!などと申し出ると、やむを得ない事情と判断され、一時帰宅が許可されるケースもあります。
合宿に参加するためにまとまった日数をなかなか確保できない方も多い中、ようやく日程を調整してまとまった休みがとれたと思っても、予約後にどうしても外せない用事が入ってしまうことも出てくるかもしれません。そういった場合には、一度入校予定の教習所が一時帰宅を対応していくれるかどうかを確認してみましょう。
一時帰宅を申し出た場合、教習所によっては追加料金が発生してしまうところもあります。これは教習の組み換えや、一時帰宅時も宿舎を確保しておくためです。中には、一時帰宅しても戻ってきた後にスムーズにすすんで卒業できる場合は、追加料金がない場合もありますので、どうしても一時帰宅をしなくてはいけない時は、入校する予定の自動車教習所はどういう対応をしてくれるのかを事前に確認をしておきましょう。このほかにも一時帰宅するにあたっていくつかの注意事項があります。その注意点については次の章でお話ししましょう。
合宿免許で一時帰宅する際の注意点
さて合宿免許で一時帰宅の際の注意点ですが、まず教習所によって一時帰宅に対する対応が違うことを念頭に置いておくことが大切です。先ほども説明した通り、一時帰宅を申し出た場合に、変更手数料が発生するケースがあります。なぜなら、合宿に参加した時点である程度まとまった日数を確保した上で合宿に参加している、と捉えられるのが通常だからです。例外的な措置に対してはそれなりの料金が発生してしまうことがあります。
また、事前に一時帰宅が可能な教習所に予約した上で帰宅を希望した場合でも、自宅までの往復の交通費は全て自己負担です。最寄り駅までの送迎も自己手配という場合があります。自宅から近いところで合宿に参加できればよいのですが、合宿免許は自分が住んでいる都道府県内で受けることができないことが一般的です。離れた場所で合宿に参加していれば、自宅まで帰る交通費、再び合宿場所に戻るまでの交通費は大きな出費となる場合があります。交通費が自己負担になる理由としては、基本的に教習所側は一時帰宅禁止という前提で対応しています。そのため、本来であれば必要のない「一時帰宅にかかる費用」は教習生の自己負担、というスタンスの教習所が多いようです。ただし、年末年始やお盆休みで教習所が休みに入る場合や、卒業式に一時帰宅OKなプランなどで一時帰宅の交通費も全て教習所が負担するという教習所もあるので、自分が入校する予定の教習所の場合はどのような対応になるのか確認が必要です。
法令では、教習所に入校してしてから9ヶ月以内なら継続して受講可能とされていますが、合宿プランでは1~2日の一時帰宅しか認められない場合がほとんどです。突発的に教習を抜けなくては行けない場合や、どうしても合宿免許での教習を続けられなくなった場合は、一部の教習を引き継ぐ転校という方法も教習所側と調整を図れば可能な場合もあります。
合宿免許で一時帰宅を希望する際の確認点
合宿免許に申し込んだ後になって、学校の追試が入ったり、希望している就職先の研修が決まってしまったりと、予定していなかった用事ができること誰にでもあり得ることです。もし予定が入ってしまった場合は、できるだけ早く、合宿免許を予約した窓口に相談しましょう。その際に、曖昧な予定ではなく、〇月〇日の何時までは教習可能で、いつまでには教習所に戻れる…など、出来るだけ詳細の内容を用意しておくと、教習所側も調整ができるのか難しいのか判断しやすくなります。
また、事前に教習を受けられない時間帯などが分かれば、教習を組み換えておくこともできるので、一時帰宅した分延びる日数も最小限に抑えられるかもしれません。また、入校する予定の教習所がどんな場合でも一時帰宅を認めていない場合もあります。その場合は、早急に違う教習所を探さないと、春休みや夏休みなどの混みあう時期は、予約を取ることが困難な場合もあります。 どんな事情であれ、合宿中に一時帰宅することになった場合には、合宿に戻ってきた時に今後どう進めていくか、費用発生の有無、その他注意事項を教習所に確認することが何よりも重要です。確認を怠ってしまうと後々トラブルに繋がる可能性もあるため、念入りに確認した上で一時帰宅を申請してください。
高校生や大学生が合宿免許入校を考える際には、ある程度まとまった日数を確保できる長期休暇期間を利用するのが良いでしょう。各々の事情もあるかと思いますが、卒業式や入学式など事前に予測できるイベントはなるべく避けるように日程調整することをおすすめします。
おわりに
どんな事情であれ、合宿中に一時帰宅することになった場合には、対応してくれる教習所なのか確認し、一時帰宅後はどのように教習が再開できるのかや、費用発生の有無、その他注意事項を教習所に確認することが何よりも重要です。確認を怠ってしまうと後々トラブルに繋がる可能性もあるため、事前に念入りに確認した上で一時帰宅を申請してください。
高校生や大学生が合宿免許入校を考える際には、ある程度まとまった日数を確保できる長期休暇期間を利用するのが良いでしょう。各々の事情もあるかと思いますが、卒業式や入学式など事前に予測できるイベントはなるべく避けるように日程調整をし、出来る限り一時帰宅をする必要のない日程で合宿免許に参加することをおすすめします。
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