免許取得/免許更新時の運転免許証写真の写りをよくするコツをご紹介！

街中での身分証明や、ふとした時に提示する運転免許証。意外と人目に触れる機会が多いものですが、写真の写りに自信がない、毎回憂鬱な気持ちになる…そんな方も多いのではないでしょうか？

本記事では、これから免許を取得する方、免許更新を控えている方に向けて、「残念な写り」を回避し、少しでも納得のいく免許証写真にするためのコツをご紹介します。姿勢や表情の作り方といった免許証写真撮影時のコツはもちろん、メイクやヘアスタイル、服装選びまで、すぐに実践できるテクニックが満載です。この記事を参考に、自信を持って提示できる、とっておきの免許証写真を手に入れましょう！

運転免許証写真の写りが悪い、写真が盛れない理由

運転免許証写真の写りが多くのケースでイマイチになってしまう理由としては、「姿勢」「表情」「メイク」「髪型」「服装」の大きく５つの要素が影響しています。

たとえば、猫背や体の傾きで顔が正面からずれてしまうと、写真全体のバランスが崩れてしまいます。また、緊張や無表情のまま撮影すると、顔色や血色が悪く映りやすいものです。他にも、メイクや髪型、服の色が撮影環境に適していないことも、写真全体を野暮ったい印象にしてしまう原因になり得ます。 

特に運転免許証写真の撮影ならではの事情として、運転免許試験場や免許更新の会場ではほぼ立て続けに免許取得者（更新者）の撮影をおこなうことが多いため、じっくりポーズや表情を確認する余裕がなく、照明や背景もその場の環境に合わせるしかないということもあります。

こういった運転免許試験場ならではの撮影事情もあらかじめ理解したうえで、しっかりと免許証写真のコツを押さえて撮影に臨むことが、写りをよくして「盛れた」写真にするためにとても重要になります。

運転免許証写真の写りをよくするコツ、写真を盛る方法

 

１．運転免許証写真の写りを良くする”姿勢”のコツ

運転免許証写真の写りを左右する大きな要因のひとつが“姿勢”です。撮影時に背中が丸まっていたり目線が下がっていたりすると、顔まわりのシルエットが崩れてしまい、暗い印象に映りがちです。逆に、姿勢を整えるだけで、顔色が明るくなったり、小顔効果が生まれたりと、写真の仕上がりが大きく変わってきます。運転免許証写真の写りを良くするために、特に以下のような“姿勢”のコツをおさえておくとよいでしょう。

背筋を伸ばし、あごを軽く引く

姿勢を正す際は、まず胸を軽く張るように意識しながら背筋を伸ばし、あごを少し引いて、首筋をまっすぐに伸ばすことを心がけてください。あごが上がりすぎると、下からライトを浴びる形になり、鼻や口元が影になりやすくなるため気をつけましょう。背筋とあごの位置を整えるだけでも、写真がかなりシャープな印象に仕上がります。

体の傾きをなくし、目線は正面に

写真撮影では、わずかな体の傾きが全体のバランスを崩してしまいます。 特に、運転免許証の写真は正面からの撮影が基本なので、左右どちらかに寄ったり、肩の高さがアンバランスになったりしないように注意が必要です。背もたれがある椅子や壁を背にして、身体を垂直に立てると、より正しい姿勢を保ちやすくなります。

また、姿勢とあわせて目線の向きも重要です。目線がカメラよりも下がってしまうと顔全体が暗く映りやすいため、レンズの位置をしっかりと正面で捉えるように意識しましょう。

２．運転免許証写真の撮影時に難しい“表情作り”のコツ

運転免許証の写真撮影では、限られた時間と環境のなかで表情をつくることが求められます。緊張感や焦りで無表情になってしまうとどうしても暗い印象になりがちですが、ちょっとした表情のコツを意識をするだけで、免許証写真の仕上がりをぐっとよく見せることができます。

左右の口角を上に引き上げるように意識する

運転免許証の写真は、真正面を向くことが前提のため、口元の印象がダイレクトに伝わります。運転免許証の写真では歯を見せて笑うことはできませんが、口を閉じた状態で両方の口角を少しだけ上に引き上げるように意識すると、自然な微笑みが生まれます。

口角を上げることに慣れていないと、口元が引きつったような表情になる場合もあります。普段から鏡の前などで、ちょうどよい具合に口角を上げられるよう練習をしておきましょう。

目をいつもより少しだけ大きく開くように意識する

目が細くなりすぎると、疲れた印象や眠そうな雰囲気を与えてしまうことがあります。撮影の際は、いつもよりほんの少しだけ目を大きく開くように意識しましょう。あまり大きく開きすぎると、驚いたような表情になってしまう可能性もあるため、鏡の前でほどよい加減を探っておくことが大切です。

３．運転免許証写真を「盛る」メイクのコツ

 

運転免許証写真では、顔のアップが大きく写るため、メイクの小さな工夫が仕上がりを大きく左右します。 以下３つの免許証写真のメイクのコツを意識して、当日もメイクを整えられるようにしておきましょう。 

くすみやクマ、テカリ対策の”ベースメイク”

顔の印象を決定づける肌づくりは、くすみやクマをカバーしながらテカリを抑えることが重要です。 まず、ファンデーションやコンシーラーの色味は、実際の肌よりも極端に明るすぎないカラーを選びましょう。 ハイライトをTゾーンや頬の高い位置に軽く入れると、立体感が生まれ、小顔効果にもなります。

また、肌がテカりやすい場合は、パウダーで仕上げる際に丁寧に油分を抑えてください。とくに小鼻まわりやおでこなどは皮脂が出やすく、テカリが目立ちやすいポイントです。撮影前には、あぶらとり紙やティッシュ、軽く水を含ませたコットンなどを使って余分な皮脂をオフし、ベースメイクを整えておくと安心でしょう。

目元を明るく見せる”アイメイク”

写真撮影で目元が暗く映ると、全体の印象が沈んだイメージになりがちです。まず、アイシャドウは、ベージュやブラウンなどのナチュラルなカラーを重ね塗りして、やさしい印象のグラデーションを作ることを意識しましょう。アイラインはあまり濃く引きすぎると目つきがきつく見えてしまうため、ほどよい太さを意識してください。

マスカラもだまにならないようにサッと塗り、自然な目力アップを狙いましょう。

血色を良く見せる”チーク”と”リップ”

顔の印象を明るく見せるためには、チークとリップを上手に活用することが大切です。 チークは頬の一番高い位置から斜め上に向かって入れることで、顔の輪郭に立体感を与えます。コーラル系やピンク系など、肌なじみが良く健康的に見えるカラーを選ぶと失敗しにくいでしょう。

リップは薄めの色でも血色感が感じられるタイプを選ぶと、写真写りが格段にアップします。濃い色を使う場合は、指やブラシで軽くぼかすように塗って、硬い印象にならないように注意してください。

４．運転免許証写真で顔周りをスッキリ見せるヘアメイクのコツ

顔のアップが写る運転免許証写真では、顔のメイクと同様、髪型やヘアメイクも大事なポイントです。特に以下のようなヘアメイクのコツをおさえておくと、「盛れた」免許証写真が撮りやすくなるでしょう。

ロングの場合は顔周りの髪を”ハーフアップ”に

 

髪が長い状態のままだと、撮影時にサイドの髪が頬やあご付近にかかりやすく、顔の輪郭が隠れることで野暮ったい印象に見えてしまうことがあります。 ロングヘアの方は、顔周りの髪をハーフアップにまとめて、フェイスラインをすっきりと見せる方法がおすすめです。

シースルーの前髪で”抜け感”をつくる

 

前髪が重めのスタイルだと、眉や目元に影が落ちてしまい、暗い印象を与える場合があります。 そこでおすすめなのが、ほどよく隙間をつくったシースルーバングです。

おでこが少し見えるくらいの薄さに調整することで、顔全体が明るく見えます。また、前髪に適度な透け感があると、柔らかい印象をプラスし、写真の仕上がりを華やかに演出できます。

５．運転免許証写真が漏れる！服装選びのコツ

運転免許証写真では上半身のみの撮影となるため、服のデザインや色味次第で顔周りの雰囲気が大きく変わります。服装が適切でない場合、せっかくメイクやヘアメイクを頑張っても全体のバランスが崩れてしまうことも・・・

ですがこの服装選びにも、少しの工夫で免許証写真の印象をアップさせる、ちょっとしたコツがあります。

襟元が広く開いている服を選ぶ

ハイネックやタートルネックなど首まわりが詰まっているトップスは、上半身が詰まったように見えたり、着膨れして見えてしまったりするため、アップの写真では顔まわりが野暮ったい印象になりがちです。

一方、襟元が広く開いているトップスを選ぶと、首のラインやデコルテが少し見えるため、顔まわりがすっきりとした印象になります。また、襟元が広いデザインは首の長さを強調し、小顔効果が期待できるメリットもあります。

顔色が明るく見える白またはベージュを選ぶ

運転免許証の写真では、ライトや背景の色味が限られるため、暗い色の服を着ていると顔色が暗く映る可能性があります。 そこでおすすめなのが、白やベージュなど明るめのカラーです。こうした色味のトップスは、肌の反射が良くなるため、顔色がパッと明るく見えやすくなります。また、背景色とのコントラストが強すぎないので、派手な印象にならず、自然に肌になじむのもポイントです。

免許更新時の免許証写真は持ち込みも可能

ここまでは運転免許試験場や免許更新センターでの当日の写真撮影を前提にお伝えしてきましたが、実は免許更新の場合には、自分で用意した写真を持ち込むことができます。持ち込み写真を活用すれば、「ゆっくりと時間をかけて撮影したベストな一枚を使える」というメリットがありますが、いくつか注意点もあるため、免許更新で写真の持ち込みを考えている場合には以下の内容をしっかりと覚えておきましょう。

持ち込み写真が使えるケース

まず、持ち込み写真が使えるケースは「更新手続きの際に、各都道府県の定める基準を満たした写真を提出できる場合」に限ります。サイズや撮影時期が明確に定められているため、事前に免許更新を行う都道府県の公式サイトや案内所で確認しましょう。撮影後6カ月以内のものを推奨していることが多く、背景色や画質などの細かい指定がある場合もあります。

不適切な写真

不適切な写真としては、過度に加工や修正が施されているもの、背景が人物以外の物や柄でにぎやかなもの、サングラスや帽子を着用しているものなどが挙げられます。これらは実際の容貌を正確に確認できないため、受付時に却下されてしまう可能性が高いです。

 

まとめ｜コツを押さえて運転免許証写真の写りをよくしよう

 

運転免許証の写真は、身分証明書としても人目に触れる機会が多いものですが、納得のいく「盛れた」免許証写真を撮れている方は多くはありません。しかし、姿勢や表情、メイク・服装など、この記事でご紹介した運転免許証写真のコツを押さえれば、納得のいく一枚を撮影することは決して難しくありません。 また、免許更新の場合で「どうしても写真を撮るのが怖い！」という方は、指定の条件に沿った持ち込み写真を利用するという方法もあります。

これから免許証を作成する、更新をする予定がある方は、本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひ自信の持てる写真の運転免許証を手に入れてください！