運転免許の合格率ってどのくらい?学科試験の合格点、難易度、勉強のコツ
運転免許の取得を考えている人にとって、試験の合格率や出題内容は気になってしまうものだと思います。そこで今回、運転免許試験について合格率や出題内容、合格のコツをまとめてみました。
- 運転免許の合格率と合格点
運転免許を取得するには、実技試験と学科試験両方に合格しなければなりません。しかし、教習所に通って無事卒業できれば実技試験は免除されます。多くの人は免許取得のために教習所に通うため、実際に試験会場で行うのは学科試験のみという場合が多いようです。
学科試験は、全問題の90パーセント以上正解していれば合格です。合格発表は試験会場にある電光掲示板で行われ、合格した人の受験番号が掲示板に表示されます。合格すれば免許交付のための手続きをし、免許を取得できます。
試験実施日によって試験問題が違うため、合格率にもばらつきがあります。しかし運転免許のおおよその合格率は60パーセントから70パーセントほどのようです。
教習所の卒業証明書有効期間中(1年間)は、何度でも学科試験に挑戦できます。
- 学科試験の出題内容と採点方法
運転免許取得のための学科試験問題は、国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」の中から出題されます。道路交通法や道路標識など、路上を走るために必要不可欠な知識を試すものが主です。文章問題の中には、ややこしい表現のひっかけ問題も出てきます。
出題内容は似ていますが、免許の種類によって問題数に違いがあります。第1種免許と第2種免許は問題数や問題のスタイルが一緒です。原付免許と小型特殊免許は、第1種免許や第2種免許で問題数が違います。
第1種免許と第2種免許の場合、問題数は全部で95問あります。そのうちの90問が1問1点の文章問題、5問が1問2点のイラスト問題です。イラスト問題はイラスト1つにつき3問の小問題があり、それが全て正解していた場合のみ得点になります。
原付免許と小型特殊免許は文章問題が46問、イラスト問題が2問出題されます。採点方法は第1種免許・第2種免許と同じで、文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点です。いずれも◯か×かで答える正誤式で、マークシートを塗りつぶして解答します。
- コツは問題に慣れること・言葉の意味を正しく理解すること
学科試験に合格するコツは2つあります。1つ目は問題に慣れること、2つ目は言葉の意味を正しく理解することです。これら2つができていれば、合格がぐっと近づきます。
まず1つ目の「問題に慣れること」については、たくさんの問題を解き続けるのが有効です。先述したように、学科試験で出題される問題にはややこしい表現のものもあります。これに対応するにはとにかく問題数をこなして、様々な言い回しに慣れておくことが大切です。
特に過去問を解くことが大切です。実際の学科試験には似た問題がたくさん出るため、文章に慣れておくのは有効な試験対策になるでしょう。もちろん知識を身につけるのにも役立ちます。現在ではインターネットで試験問題を配布しているサイトも多いため、そうしたサイトを利用するのもいいでしょう。
注意したいのは、そこで出題されている問題が最新のものなのかを確認することです。道路交通法も時代の経過と共に変わるため、数年前と全く違う内容になっていることがあります。現在の道路交通法に沿った内容なのかを確かめましょう。
2つ目のポイントとして、言葉の意味を正しく理解することも大切です。例えば徐行と減速ですが、この2つは全く意味が違います。徐行はブレーキをかけて1メートル以内で停止できるスピードで走行することを言い、減速とは単純に速度を下げることを言います。
文章問題では、徐行と減速がすり替えられた問題も出てきます。また、標識や表示も言葉は似ていますが、法律上は全くの別物です。こうした言葉を区別してしっかり理解しておきましょう。
- おわりに
運転免許の取得では、運転を優先させて学科を後回しにしがちな人が多いようです。しかし学科試験にも合格しなければ免許を取ることはできません。教習所での実技試験と学科試験、どちらも対策をとって合格を目指しましょう。
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