大型バイク(大型自動二輪)免許の取得費用は?普通免許持ちの場合の費用についても解説

これから大型バイク(大型自動二輪)免許を取得したいと考えているものの、どんな免許の種類があり、どんな免許取得方法があるのか、分からず戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、免許取得に関する情報収集がこれからの方に向けて、大型バイク(大型自動二輪)免許の種類や3つの免許取得方法をご紹介。さらに、普通免許持ちの場合の費用面の違いなど、効率的に大型バイク免許を取得するための情報を徹底解説していきます。
大型バイク(大型自動二輪)免許取得の費用相場
前提として、大型バイク(大型自動二輪)免許の取得費用は、所持免許の種類によって大きく異なります。例えば、免許を全く持っていない方が一から通学で免許取得をする場合、教習所によっては25万円~30万円程度が目安となりますが、すでに普通自動二輪免許を保有している場合は、学科教習が免除され、必要な技能教習も短縮されるため、10万円~15万円程度で取得できる場合もあります。
ただし、これらの金額はあくまで目安であり、教習所ごとの料金体系や教習所の地域、キャンペーン内容などによって変動します。また、「通学」か「合宿免許」か「一発試験」かなど、取得方法によっても費用や期間が変わるため、自身の考える取得方法にあわせて、しっかりと費用を確認しておくことが大切です。
大型バイク(大型自動二輪)免許の種類
大型バイク(大型自動二輪)免許は、大きく分けて2種類あります。一つはマニュアル(MT)免許、もう一つはオートマチック限定(AT限定)免許です。
MT免許は、クラッチ操作やギアチェンジが必要で運転技術が求められますが、全てのバイクに乗ることができ、バイク本来の運転操作の楽しさを味わえるのが魅力です。
一方、AT限定免許は、操作がシンプルで初心者でも扱いやすいというメリットがあります。ただし、運転できるのはオートマチック車に限られるため、運転できる車種が限定され、将来的にマニュアル操作のバイクに乗りたい場合は、改めてMT免許を取得する必要があります。
以上のようなMT/AT免許それぞれの特徴を理解し、自分の目的や運転スタイルに合った免許を選びましょう。
大型バイク(大型自動二輪)免許の3つの取得方法
大型バイク(大型自動二輪)免許の取得方法には、一発試験・教習所通学・合宿免許と、大きく分けて3つの免許取得方法があります。
1.一発試験で大型バイク(大型自動二輪)免許を取得する
一発試験とは、運転免許試験場で直接技能試験(必要に応じて学科試験も)を受験する方法です。費用は、受験料、試験車使用料、免許証交付料、取得時講習受講料などがかかり、合計で約27,000円前後と、教習所に通って免許取得を目指す場合と比較して、大きく費用を抑えられます。しかし合格率は低く、何度も受験が必要となるケースもあるため、結果として教習所に通って免許取得をめざすよりも、高くついてしまう可能性も十分考えられます。過去に何かしらの免許取得や運転の実績があり、運転技術や交通法規の知識に自信がある方向けの方法と言えるでしょう。
2.教習所に通って大型バイク(大型自動二輪)免許を取得する
教習所に通う方法では、まず学科教習で交通法規や安全運転の基礎知識をしっかり学び、次に技能教習でバイクの操作方法やコース走行を繰り返し練習します。
普通自動車免許などの免許を全く持っていない場合には、規定の教習時限数(技能36時限・学科26時限)が必要となり、平均2〜3ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。取得費用は3つの方法のうち最も高く、約25万円前後、またはそれ以上となることもあります。
3.合宿免許で大型バイク(大型自動二輪)免許を取得する
合宿免許とは、一定期間教習所の運営・提携する宿泊施設に滞在し、集中して教習を受ける方法です。通学の場合と違い連続した日程で教習を行うため、短期間で大型バイク(大型自動二輪)免許の取得が可能で、普通免許持ち、中でも普通二輪免許をすでに持っている場合、最短1週間程度で免許を取得できるケースもあります。
料金は地域や施設によって異なりますが、多くのプランでは宿泊費や食費(一部交通費)も含まれるため、費用面では通学免許よりお得になることが多いです。ただし、合宿期間中は、原則として自宅に帰ることはできないため、学生の春休みや夏休み期間など、まとまったお休みが取得できる方におすすめです。
以上のように、それぞれの取得方法で費用の違いだけでなく、免許の取得のしやすさや取得期間も変わってきます。自身の運転経験やライフスタイルに合わせて、最適な取得方法を選ぶようにするとよいでしょう。
所持免許によって費用や教習内容が変わる
ここまでの内容でも少し触れてきましたが、大型バイク(大型自動二輪)免許の取得費用や教習内容は、所持している免許の種類によって変動します。これは、所持免許によって必要な教習時間が変わってくることが要因です。
例えば、免許を全く持っていない状態から大型バイク(大型自動二輪)免許取得を目指す場合、学科教習26時限、技能教習36時限のフルコースとなります。一方、普通免許持ちの方、特に普通二輪免許を持っている場合は、26時間の学科教習が免除され、加えて技能教習も大幅に短縮されるため、免許取得までの期間は通学の場合で平均1ヶ月前後となり、結果として費用も大幅に抑えられます。
このように、所持免許の種類によって教習内容や取得期間、費用が異なります。自分の免許や目的に合わせて、最適なプランを選びましょう。
【取得方法・所持免許別】大型バイク(大型自動二輪)免許取得費用
大型バイク(大型自動二輪)免許の取得費用は、取得方法(通学型教習、合宿免許、一発試験)や、「普通免許持ち」などの保有している免許によって大きく変動するということを説明してきました。以下の表は、免許取得方法と所持免許の各パターンにおける、おおよその費用目安を示したものです。ぜひ自身の免許所持状況に合わせ、予算を確認するための参考にしてください。
取得方法 | 所持免許無し | 普通二輪免許持ち | 普通自動車免許持ち |
一発試験 | 約36,000円 (試験料・講習費用含む) |
約22,450円 (試験料・講習費用含む) |
約26,950円 (試験料・講習費用含む) |
通学免許 | 約28万~32万円 | 約9万~12万円 | 約20万~22万円 |
合宿免許 | 約25万~37万円 | 約9万~14万円 | 約17万~28万円 |
※数値はあくまで目安です。教習所や地域、キャンペーン利用状況などにより異なります。
※一発試験は合格率が低いため、平均して複数回の受験が必要となる可能性があり、結果として総費用が上乗せされる点にご注意ください。
大型バイク(大型自動二輪)免許取得なら合宿免許がおすすめ!
学業や仕事で忙しい大学生や社会人にとって、通学で免許を取得するためのスケジュール調整は意外に難しいものです。とはいえ、一発試験もその合格率の低さを考えると、あまり現実的ではありません。
一方「合宿免許」なら、あらかじめ決められたスケジュールで教習を行うため、予約の取りづらさや不規則な通学の心配がなく、計画的に免許を取得できます。一度まとまった休みさえ取得できれば、短期間での免許取得に専念できるため、学業や仕事との両立に悩んでいる方には非常におすすめの免許取得方法といえます。
ただし、合宿免許期間中は自宅を離れる必要があり、原則一時帰宅もできないため、急な予定変更が難しいという点には注意が必要です。
知っておきたい大型バイク(大型自動二輪)免許取得のポイント
大型バイク(大型自動二輪)免許取得を目指すうえで、知っておきたい3つのポイントがあります。これらのポイントを押さえておくことで、安心して大型バイク免許取得に臨むことができます。
大型バイク(大型自動二輪)免許の受験資格
大型バイク免許を取得するためには、ぜんていとして以下のような基本的な受験資格を満たしている必要があります。これらの条件を満たしているか、事前に確認しておくことが大切です。
〇年齢条件
受験可能な年齢は18歳以上です。卒業検定時に満18歳になっている必要があります。
〇視力条件
両眼で0.7以上、または片眼が0.3以上で他眼が0.7以上であることが求められます。
メガネやコンタクトレンズを使用して基準をクリアしても問題ありません。
〇色彩識別能力
赤、青、黄の原色を正確に識別できることが必要です。具体的には、色のついた円や図形を見せられ、それが何色であるかを答える形式が一般的です。
※昔は聴力条件がありましたが、近年は撤廃されています。
これらの条件について、各地域での細かい検査基準や手続きは異なる場合があるため、必ず自身の地域の最新情報を確認しておきましょう。
四輪車と二輪車の運転の違い
二輪車の運転には、四輪車とは異なる特徴がいくつかありますが、最も重要な違いは、クラッチ操作が必要なことと、バランスを取りながら運転する必要があることです。
クラッチはMT車の運転でエンジンの力をタイヤに伝える役割を果たしますが、操作を間違えるとエンジンが止まってしまいます。四輪車の場合、エンストしても単に止まるだけですが、二輪車では転倒の危険もあるので要注意です。
また、二輪車は低速走行時のバランス維持が難しいのも特徴です。初心者の方は、ギアやクラッチの操作をしながらバランスを保つことに苦労するかもしれません。
教習所では、クラッチ操作やギアチェンジ、低速でのバランスの取り方、緊急時の対応など、二輪車特有の運転技術を重点的に学びます。特に大型バイクは重くてパワフルなため、加速時やカーブでの操作により高度な技術が必要になります。
こういった二輪車ならではの運転技術の違いは、既に四輪車の免許を持っている場合でも、安全運転のためにしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
大型バイク(大型自動二輪)免許は普通二輪を取得してからのほうがいい?
大型バイク(大型自動二輪)免許を確実に取得するには、まず普通二輪免許を取得してから大型二輪免許へとステップアップすることを強くおすすめします。
これは、大型バイクは車体が重くパワーもあるため、初心者には扱いが難しいことが一番の理由です。教習所によっては、普通二輪免許を持っていないと大型二輪の教習を受けられない場合もあるため、注意が必要です。
なお、取得費用を節約するためにも、「普通二輪免許と大型二輪免許をセットで取得できないか」と考える人もいるかもしれませんが、普通二輪と大型二輪免許の教習を続けて受けることはできません。合宿免許で普通二輪と大型二輪を取得したいのであれば、まずは普通二輪の免許を取得してから、改めて大型二輪の合宿免許に申し込みましょう。
まとめ|大型バイク(大型自動二輪)免許の取得なら『アイランド』まで!
この記事では、大型バイク(大型自動二輪)免許の取得について、取得方法(通学、合宿免許、一発試験)の種類や、「普通免許持ち」など、所持免許ごとの教習内容や費用の違いについて詳しく解説してきました。
『合宿免許アイランド』では、運転経験や所持免許に応じた様々な合宿免許プランをご用意しています。大型バイク免許の取得を検討されている方は、「どんな自分に合ったプランがあるか」といった段階でも、ぜひお気軽にお問い合わせください。アイランドが提携する120校以上の教習所の中から、ご予算やご希望に合った最適なプランをご案内いたします。
▼大型バイク(大型二輪)免許の合宿免許一覧はこちら
https://www.ai-menkyo.jp/license/bigbike/
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