合宿免許の期間はどれくらい？知っておきたい最短・平均の目安！

2024.12.09

運転免許を取得する際に「できるだけ短い期間で免許を取得したい」と考える方も多いと思います。教習所を選ぶ時、「通学」と「合宿」の2つの方法から選択します。通常、合宿免許は通学に比べて、教習期間を大幅に短縮することができます。そのため、長期休暇などを利用して短期間で取得できる合宿免許は、効率的に免許を取得したい方に人気です。

「合宿免許なら短期間で運転免許を取得できる」と言われますが、実際どのくらいの期間で取得できるのでしょうか？今回の記事では、免許取得にかかる期間と、短期間で取得するためのポイントを解説します。

普通自動車免許取得にかかる期間

普通自動車免許を取得する最短・平均日数

普通自動車免許取得の最短日数は普通車ATで13日間、普通車MTで15日間です。

これは、法令によって必要な教習の数と、1日に受講可能な技能教習が法令で定められているためです。上限は、下記の通り定められています。

第一段階は2時限まで
第二段階は3時限まで
3時限連続の技能教習はNG

このルールに則って教習の時間割を組むことで、最短日数を計算しています。

平均取得期間は、普通車ATで14〜15日、普通車MTで16〜17日です。最短日数は、すべての試験に1回で合格することが条件となるため、途中の試験で不合格となった場合は期間が延長されます。また地域や教習所によって日数が異なる場合があり、年末年始の休業期間など、時期によっても最短日数より長い期間がかかる場合があります。

普通自動車免許を通学で取得する場合の平均期間

通学の場合、普通自動車免許の取得期間は、普通車AT・MTともに平均2〜3カ月程と言われています。通学の場合は自分のスケジュールに合わせて受けることができる分、期間も個人差が大きいです。また、合宿免許も行っている教習所では、合宿免許が多い2〜3月、8〜9月は混雑するため、取りたい教習が好きなタイミングで受けられない可能性があり、期間が伸びてしまうことがあります。

二輪免許取得にかかる期間

普通二輪車の場合、所持免許によって最短日数が異なるため、人によって最短日数が異なります。また、教習所の閑散期や時期によっても期間がことなるため、より短期間で取得したい方は、教習所のプランを確認しましょう。

二輪免許取得を取得する最短・平均日数

普通二輪車免許取得の最短日数は普通二輪車ATで6〜7日間、普通二輪車MTで8〜9日間です。前述の通り、所持免許により異なるため日数に幅がありますが、おおよそ2週間程度で取得できます。

二輪免許を通学で取得する場合の平均期間

通学の場合、普通二輪車免許の取得期間は、平均で1カ月程度が目安です。普通自動車免許に比べると、二輪免許の方が必要な教習時間が少ないため、短期間での取得が可能です。また、普通自動車免許と同じく、通学の場合は自分で教習スケジュールを組むため、短期間で通うことができればより短く、ゆったりとしたペースで通えばその分期間が長くなります。

合宿免許での期間短縮方法

合宿免許の最短期間は、スムーズに教習や試験を進められた場合の日数であり、途中で試験に落ちたり、欠席してしまったりした場合はその分期間が伸びてしまいます。合宿免許の期間を最短に抑える方法を2つご紹介します。

自分に合った車種を選択する

取得する車種によって、最短の合宿免許期間が変わります。これは、AT限定とMTで必要な教習数が異なるからです。「とにかく短期間で免許を取得したい」という場合は、AT限定免許を選択することで期間を短縮できる可能性があります。ただし、MT車の免許があればAT車も運転できるため、将来的にMT車を運転したり、大型車などの仕事の車を運転したりする可能性がある場合は、MT免許を取得しておくほうが良いでしょう。

試験対策を怠らない

合宿免許中にできることとしては、試験対策を怠らず、しっかりと勉強をすることです。前述の通り、試験の不合格は合宿期間が延びる要因の一つです。

合宿免許は、遠方の教習所で受けることができ、旅行気分で楽しめるところも魅力の一つ。さらに、新しい友だちを作るきっかけにもなり、楽しみがたくさんあります。しかし、合宿免許の最大の目的は免許の取得。楽しむ時と、学ぶ時のメリハリをしっかりとつけて、必要な試験対策は怠らないようにしましょう。

合宿免許期間が延びる要因

逆に、合宿免許期間が延びるのはどんな時でしょうか？特に注意が必要な2点を紹介します。

試験の不合格

試験の不合格は合宿期間延長の要因になります。技能試験に不合格となった場合は補習が必要となり、2〜3日程度の延長が見込まれます。特に、操作が複雑なMT車の運転は初心者にとって難易度が高いため、教習に真剣に取り組み一発合格を目指しましょう。

体調不良や天候悪化

運転免許取得のためには、受ける教習が決まっています。もしも体調不良等で教習を休んだ場合、受けられなかった分の教習は別日に受ける必要があります。合宿免許はスケジュールがタイトに組まれているため、一度休んでしまったら、当初予定されていた合宿期間内で終わらせることは難しいでしょう。最短での卒業を目指すなら、体調を崩さないように気をつけましょう。

また、天候悪化によって技能教習が行われない場合も、教習が延長される可能性があります。通常、雨天でも教習は行われますが、災害級の悪天候の場合は、教習所の判断により休校となる場合もあるでしょう。特に、二輪教習は天候に左右されやすいため注意が必要です。

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短期間で免許を取得するポイント

合宿免許には、人気の時期と閑散期があります。そのため、参加する時期によって、混雑状況や料金が大きく変わることがあります。合宿免許を短期間で効率よく活用するためには、申し込む時期を選ぶことが重要です。

閑散期の合宿免許に申し込む

合宿免許が最も混雑するのは、学校の卒業前の2〜3月、長期休暇にあたる8〜9月の時期です。これらの時期は入校希望者が多く、人気の教習所は早くに予約が埋まってしまうことも。また、もしも体調不良や悪天候で教習が中断してしまった場合、混雑時期は振替の教習が取りにくい可能性があります。閑散期であれば、柔軟に対応してもらいやすいです。

閑散期は4〜7月、10〜12月です。これらの期間は比較的空いている教習所が多く、希望のエリアや宿泊施設の予約が取りやすいです。また、繁忙期に比べて割安で予約できる教習所もあるため、コストを抑えることができます。