免許取得ノウハウに関するコラム

免許更新の期限切れ!免許更新期間が過ぎた際の対処法、免許失効時の再取得方法は?

免許更新の期限切れ!免許更新期間が過ぎた際の対処法、免許失効時の再取得方法は?

「あれ?免許の更新、いつだっけ?もう期限切れだった…!」
運転免許の更新期限を忘れてしまい、慌てていませんか?この記事では、免許更新期間が過ぎた場合の対処法から、免許失効時の再取得方法まで、免許更新の期限切れ状況別に必要な情報を網羅し、具体的な手続きや注意点について詳しく解説していきます。手続きをスムーズに進めるうえでの参考情報としてぜひ活用してください。

 

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免許更新の期限切れで知っておくべき基本情報

まずは免許更新に関する基本情報を再確認しましょう。更新期間を過ぎるとどうなるのか、免許失効との違いなどについてもきちんと理解して、状況に応じた適切な対応を行うことが重要です。

運転免許の更新期間について

運転免許の更新期間は、免許証の有効期限が満了する年の誕生日の1か月前から1か月後までの2か月間です。例えば、誕生日が7月15日の場合、更新期間は誕生日の1か月前の6月15日から誕生日の1か月後の8月15日となります。
ただし、更新期間の最終日が土日祝日や年末年始などの休日にあたる場合は、翌業務日まで延長されるため、自身の免許証の有効期限を確認し、更新期間内に手続きを行うようにしましょう。

運転免許種類ごとの有効期間

運転免許の有効期間は、運転者区分や年齢によって異なります。一般的な更新期間は以下の通りです。

 

運転者区分

基準

有効期間
(70歳未満)

有効期間
(70歳以上)

優良運転者

過去5年間に違反や事故がない

5年

3年

一般運転者

過去5年間に軽微な違反が1回以下

3年

3年

違反運転者

過去3年間に違反や事故がある

3年

3年

初回取得者

運転免許を初めて取得する人

3年

3年

 

初回取得時はすべての免許種類で有効期間が3年間となり、その後の個別状況によって免許の運転者区分と有効期間が決まります。
ただし、70歳以上の方は、優良運転者であっても有効期間は3年となるため、注意が必要です。更新期間は、免許証に記載されている「有効期間満了日」で確認できます。更新期限が近づいたら、忘れずに手続きを行いましょう。

関連記事免許更新の豆知識!免許更新の期間が変わる?更新区分とは?

免許更新が期限切れするとどうなる?

免許の更新期間が過ぎると、法律上「免許失効」という状態になります。免許失効は、免許証が事実上無効になることを意味し、運転免許証は、単なる「紙切れ」とみなされてしまいます。つまり、期限内に更新手続きを行わなかった場合、運転免許証は失効し、運転することはできなくなります。
免許が失効してしまった場合、運転免許証の再取得には、失効期間に応じた再取得講習の受講が必要となります。さらに、免許失効の期間が長い場合は、学科試験と実技試験の再受験が必要となるケースもあるため、免許更新の期限切れで免許が失効してしまった場合には、早めに再取得に関する対応や手続きを行いましょう。

免許更新の期限切れによる免許失効とその他の免許失効の違い

免許更新の期限切れによる免許失効その他の免許失効は、どちらも運転免許証が無効になる点では同じですが、その原因と再取得の方法が異なります。
免許更新の期限切れによる免許失効は、有効期限内に更新手続きを行わなかった場合に起こり、失効日から6ヶ月以内であれば試験の一部が免除されるケースもあります。
一方で通常の免許失効は、免許停止や免許取消処分、または病気や身体の障害により運転に支障があると判断された場合に起こります。この場合、再取得には試験合格に加え、医師の診断書などが必要になるケースもあります。

免許更新の期限延長が可能なケース

「免許更新の期限が迫っているけど、どうしても更新に行けない!」そんな状況で、期限延長が可能なケースがあります。以下に記載するようなケースに該当する場合は、早めに所定の手続きを行い、期限が延長できないか確認しましょう。

病気やケガによる延長

病気やケガなどで、更新期間内に免許試験場や警察署へ行くことができない場合は、更新期間を延長できることがあります。この場合、医師の診断書などの証明書類を提出する必要があります。

海外滞在中の延長

海外滞在中に免許の更新期間が過ぎてしまうという場合も、延長申請が可能な場合があります。この場合、海外滞在期間が証明できる書類を提出する必要があります。

災害時の特例措置

災害などの緊急事態が発生し、更新手続きが困難な場合は、特例措置が適用される場合があります。特例措置の内容は、災害の状況によって異なるので、各都道府県の運転免許試験場または警察署に問い合わせましょう。

延長申請に必要な証明書類

延長申請を行うには、病気やケガ、海外滞在、災害などの状況を証明する書類が必要となり、具体的には、以下のような書類が必要になる場合があります。

 

  • 医師の診断書:病気やケガによる延長申請の場合、医師の診断書が必要です。診断書には、病気やケガの内容、治療期間、日常生活への影響などが記載されている必要があります。発行された日付と医師の氏名、資格などが確認できるものが必要です。
  • 海外滞在証明書: 海外滞在による延長申請の場合、海外滞在証明書が必要です。証明書には、滞在期間、滞在場所、滞在目的などが記載されている必要があります。パスポートの入出国スタンプや航空券の搭乗券、ビザなどの書類が証明書として認められる場合があります。
  • 災害発生証明書:災害による延長申請の場合、災害発生証明書が必要です。証明書には、災害の種類、発生日時、発生場所などが記載されている必要があります。市区町村発行の証明書や、新聞記事などの資料が証明書として認められる場合があります。

 

上記以外にも、申請する状況や制度によって必要な書類が異なる場合があります。延長申請を行う際には、管轄の運転免許試験場または警察署に確認するようにしましょう。

期限切れ後の罰則と注意点

期限切れ運転の法的罰則(罰金、反則金など)

免許更新の期間が過ぎた状態で運転すると無免許運転と判断され、道路交通法違反として法律で厳しく罰せられます。刑事罰として3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があり、さらに行政処分として2年間は運転免許の再取得ができなくなります。また、前科がつくことで将来の就職や社会生活にも影響を及ぼす可能性があります。

このように、免許更新の期限切れが理由であった場合でも、無免許運転は法的制裁だけでなく、個人の将来にも重大な影響を与える非常に危険で違法な行為です。免許の有効期限には常に注意を払い、万一免許が失効してしまった場合は絶対に運転を控え、適切な手続きを経て再取得するようにしましょう。

関連記事:無免許運転の罰則はどんなもの?罰金や初犯の罰則の違いについて解説

免許失効までの期間と段階的な処置

運転免許証の更新期限が過ぎた場合、すぐに失効するわけではありません。
更新期限後6か月以内であれば猶予期間とされ、運転免許試験場に行けば、適正検査と講習を受けるだけで更新でき、運転免許試験は免除されます。
更新期限後6か月を過ぎても1年以内であれば、やむを得ない理由(海外滞在や入院など)で更新できなかった場合かつ、その理由が解消されてから1か月以内であれば、運転免許試験場でのみ更新手続きが可能です。この場合も、適正検査と講習を受ければ、運転免許試験は免除されます。
更新期限後1年以上3年以内になると、やむを得ない理由で更新できなかった場合に限り、その理由が解消されてから1か月以内であれば、運転免許試験場でのみ更新手続きが可能です。この場合も、適正査と講習を受ければ、運転免許試験は免除されます。
更新期限後3年が経過すると完全に免許は失効し、再取得には全ての試験に合格する必要があります。

保険の適用可否と補償の問題

免許が失効した状態で運転すると、事故を起こした場合の任意保険が適用されず、高額な修理費用や治療費を自己負担しなければなりません。自賠責保険は被害者への最低限の補償のみで、超過分は自己負担です。

 

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免許更新期間が過ぎた場合の対処法

免許更新期間が過ぎた場合の救済措置

免許更新の期間が過ぎた場合でも、必ずしも新たに免許を取り直さなければいけないわけではありません。法律では更新期間経過後に一定期間の猶予期間が設けられています。この猶予期間内であれば、所定の手続きを行うことで免許の再取得が可能です。

「経過措置」制度の概要と適用条件

猶予期間内に更新手続きを行うための制度を「経過措置」と言います。経過措置の適用条件は、免許更新期間が過ぎてから3年以内に、運転免許試験場や指定警察署で所定の手続きを行うことです。経過措置の種類は経過期間により以下のように分かれます。

 

更新期限からの経過

学科試験

技能試験

適性試験

講習

更新期限後6ヶ月以内

免除

免除

必要

必要

更新期限後6ヶ月を超え3年以内

やむを得ない理由があり、かつその理由が解消されてから1ヶ月以内に手続きをする場合、免除

やむを得ない理由があり、かつその理由が解消されてから1ヶ月以内に手続きをする場合、免除

必要

必要

 

「やむを得ない理由」とは病気、怪我、海外渡航、災害など、自身の意思ではどうしようもない理由を指します。また、3年を超えると、免許は完全に失効し、通常の免許取得手続きが必要になります。

運転免許試験場または指定警察署での手続き方法と必要書類

経過措置を利用して免許を更新する際には、運転免許試験場または指定警察署へ行き、必要な書類を提出する必要があります。手続きに必要な書類は、場所によって異なる場合があるので、事前に電話などで確認しておきましょう。

 

▼必要書類の例(運転免許試験場の場合)

  • 運転免許証
  • 更新連絡はがき(なくても手続き可能)
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証など)
  • 申請用写真(縦3cm×横2.4cm、6ヶ月以内に撮影したもの)
  • 手数料(現金またはクレジットカード、電子マネー)

※指定警察署の場合、必要書類が異なる場合があります。

免許失効した場合の再取得方法

免許失効後の再取得手続きの流れ

免許失効後、再び運転免許を取得するには、一定の手続きが必要になります。具体的な手続きの流れは以下の通りです。

 

▼手続きの流れ

  1. 運転免許試験場または指定警察署で失効した免許の再取得申請を行う
  2. 必要書類を提出する
  3. 適性検査を受ける
  4. 免許失効からの期間とやむを得ない理由の有無によって、筆記試験と実技試験の免除の可否が判断される
  5. 免除されない場合は、筆記試験と実技試験に合格する
  6. 免許証を受け取る

 

失効期間や、やむを得ない理由の有無による判断の内容については、事前にしっかり確認しておきましょう。

免許失効後の再取得費用と必要な書類

免許失効後の再取得には費用がかかります。費用は失効の状況(うっかり失効か、やむを得ない理由による失効か)や再取得する免許の種類によって異なりますが、適性試験手数料、運転免許証交付手数料、講習手数料などが発生し、合計5,000~6,000円程度が相場です。また、免許失効時の再取得手続きには、以下の書類が必要になります。

 

▼必要書類

  • 失効した運転免許証
  • 住民票
  • 写真
  • 手数料
  • その他、失効の状況に応じて必要な書類(例:やむを得ない理由による失効の場合は、その理由を証明する書類)

 

必要な書類については、運転免許試験場または警察署に事前に確認しておきましょう。

失効期間による再取得方法の違い

免許失効後の再取得方法は、失効期間によって異なります。具体的な失効期間別の再取得方法は以下の通りです。

失効から6ヶ月以内の場合

失効から6ヶ月以内の場合は、運転免許試験場または警察署で、失効した免許の再取得申請を行い、必要な書類を提出します。この期間内は、学科試験と技能試験は免除されますが、適性試験と講習(初心運転者講習)を受講する必要があります。

失効から6ヶ月以上3年以内の場合

失効から6ヶ月以上3年以内の場合は、失効した免許の再取得申請を行い、必要な書類を提出します。また、学科試験の受験が必要です。技能試験は、過去に取得した免許の種類や失効理由(やむを得ない理由の有無)によって、免除されるかどうかが決まります。

失効から3年以上経過した場合

失効から3年以上経過した場合は、改めて免許を取得する必要があります。つまり、普通自動車免許であれば、自動車学校に通い、教習を受けなければなりません。

免許更新の期限切れを防ぐためのポイント

更新時期の確認方法

運転免許の更新期限は、免許証の表面に記載されている「有効期限」の日付で確認できます。また、誕生日の約1か月前に届く「運転免許証更新連絡書(ハガキ)」にも記載されています。もし、免許証やハガキが見当たらない場合は、警察署または運転免許センターに問い合わせるか、一部の地域ではオンラインで確認することも可能です。

早めの更新手続きのススメ

更新時期が近づいたら、早めに更新手続きを行うことをおすすめします。ここまで説明してきた通り、免許の更新期間が過ぎると免許失効などで手続きが複雑になったり、費用が高額になったりすることがあります。また、混雑期に更新手続きを行う場合は、待ち時間が長くなることがあります。できるだけ余裕を持って手続きを行えるように予定しておきしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 免許更新の期限切れ直後であればまだ車を運転できますか?

A. 免許更新の期間が過ぎた状態では、運転できません。期限切れ直後であっても、運転すると道路交通法違反となり、罰則が科せられます。

関連記事:無免許運転の罰則はどんなもの?罰金や初犯の罰則の違いについて解説

Q2. 海外滞在中に免許が失効した場合の対処法は?

A. 海外滞在中に免許が失効した場合でも、日本に帰国後、一定期間内であれば、経過措置制度を利用して更新することができます。ただし、海外滞在期間が長くなると、更新手続きが複雑になる可能性があります。海外滞在中は、定期的に更新時期を確認し、必要であれば、延長申請を行うようにしましょう。

Q3. 免許の再取得にかかる期間と費用の目安は?

A. 免許の再取得にかかる期間と費用は、失効期間や再取得する免許の種類によって異なります。失効から6ヶ月以内であれば、比較的短期間で再取得できますが、3年以上経過した場合は、自動車学校に通い、教習を受ける必要があるため、時間と費用がかかります。詳しい期間と費用については、運転免許試験場または警察署に問い合わせましょう。

関連記事経過日数で変わる?免許失効した場合の再取得費用は?

まとめ:免許更新の期限切れに注意し、適切に対処しよう

 

運転免許の更新は非常に重要な手続きです。期限切れを防ぐため定期的に更新時期を確認し、余裕を持って手続きを行いましょう。万が一免許の更新期間が過ぎてしまった場合は、期間の経過に応じた適切な対応を行い、もし更新手続きが間に合わない場合や何か不安なことがあれば、近くの運転免許試験場または警察署に相談しましょう。

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合宿免許アイランド運用編集部

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